舌痛症の情報収集

舌痛症(口腔内灼熱症候群)に関する論文情報

Burning mouth syndrome: prevalence and associated factors(本文あり、本文未読)

 

J Oral Pathol Med. 1999 Sep;28(8):350-4. doi: 10.1111/j.1600-0714.1999.tb02052.x.

疫学もの。

男性 669 人と女性 758 人を対象に,口腔内の訴えと唾液の流れを調査した.その結果、男性11人(1.6%)、女性42人(5.5%)の53人(3.7%)がBMSを有すると分類された。男性では、40歳から49歳までにはBMSは認められず、有病率は0.7%であったが、最も年齢の高い年齢層では3.6%に増加した。女性では、若年層ではBMSは認められなかったが、30~39歳では有病率が0.6%で、最高齢層では12.2%に増加した。自覚的口腔乾燥、年齢、投薬、味覚障害、L-チロキシンの摂取、病気、唾液流量刺激、抑うつ、不安がBMSとの関連因子であった。BMS患者では、灼熱感を伴う部位で最も多かったのは舌(67.9%)であった。焼けるような感覚の強さは、視覚的アナログスケールで4.6と推定された。痛みが強い人では、痛みが少ない人に比べて抑うつ、不安、ストレスの増加は見られなかった。以上のことから、BMSは病気や苦痛の指標として捉えるべきであり、BMSの複雑な病因は専門家による治療が必要であると結論づけられた。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

 

補足:最高齢層:60-69, L-チロキシン:甲状腺ホルモン, 投薬、疾患についてはそれぞれガイドライン準拠

内容メモ:

除外基準:口腔乾燥、味覚障害、タバコ、嗅ぎタバコ

関連要因:主観的口腔乾燥、年齢、投薬、味覚障害、L-チロキシンの摂取、病気、唾液流量刺激、抑うつ、不安

結論:病因が複雑であり、非常に不均一であるため、典型的な患者像の説明が困難である。そのため、本結果は病気や苦痛の指標として捉えるという観点をサポートするものである。

 

雑感:1999年のコホート研究。発症率が低く、人数も少なめ。

部位が舌で1カテゴリであり、もう少し解像度がほしい。

抑うつに関してはBMSと関連していないという報告がある論文が関連論文にあるようなので、要確認。また、関連論文が豊富。